"1日3ページ" モーニングページを使って創造性の回復を

モーニングページというものを書き始めて3か月になりました。

 

これはジュリア・キャメロン著『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』のなかで紹介されている創造性を回復する方法の一つです。

 

今日はこのモーニングページについて書きます。

 

創造性の回復とは

この本の中では、創造性とは美術や音楽系の人に限ったものではなく、もっと幅広い、生き方そのもののことです。

私たちは子供の頃にこの創造性を存分に発揮し、より自由でクリエイティブな世界に住んでいました。

しかし大人になるにつれて創造性はせき止められ、自由に表現することを恐れたり諦めたりするようになります。

モーニングページは自分の中の「子供のアーティスト」を慰め、よりクリエイティブに生きるための助けとなるツールだと述べられています。

 

 

 

実際の手順

基本的には複雑なルールはありません。

・専用のノートを用意し、毎朝3ページ書く

・書くことはなんでも構わない。思いついたことをひたすら書く。

・書いたものを他人に見せないし、自分でも読み返さない。

これだけです。

書くことは本当に何でもよく、「トイレットペーパー買わなきゃ」とか「だるい。仕事行きたくない」とかなんでも書いていきます。

何も思いつかないときは「書くことがない」とかもそのまま書くし、私は変なイラストとか模様とか書いてました。

こうやって頭に浮かんでくることを出すことで瞑想的効果が得られるとのこと。

確かに、三日目くらいにはなんとなく頭がスッキリしたような気がしてきました。

ただ、毎日3ページ埋めるというのはなかなか大変なもの。

特に単調な生活でなかなか書くことがないのサボり癖のコンボで飛び飛びにしか書けない時期もありました。

 

 

スムーズに書くために私がやってみたこと

そこでいくつか自分が続けやすいようなオプションをつけてみました。

・書く時間を決めすぎない

・決まった文具で書く

・どうしてもしんどいときは3ページいかなくてもよしとする

 

1日分を完璧に書くより習慣化することを目的とし、朝に書けないときは一日の中で空いた時間に書いてもOKにしました。

記入にはパイロットの万年筆「kakuno」にブルーブラックのインクを入れて書いています。

 

持ちやすくスルスルした書き味が気に入っています。

kakunoは万年筆にしては安いのでバリバリ使えます。

私はこういった自己満足グッズがあると続けやすいです。


ノートには無印のA5の96枚綴じのノートを使いました。

ドット方眼で書く自由度が高く、紙質がなめらかでkakunoのペン先が引っかかりません。

もしかしたら本当はB5などがいいのかもしれませんが、型が小さいぶん一冊使い切った達成感があります。

やはり自分のサイズやペースで進めるのがいいかと思います。

 

 


10週続けてみた結果

途中で中だるみ的な時期があり、投げ出したくなりましたが書くと気持ちが中和されることに気づいたからは、毎日書くようになりました。

 

理由をこじつけてサボった日や、または単に忘れるなどして書かない日が続くとモヤモヤが吐き出せないせいか気分が良くないんですよね。
心が濁った水を排出できず淀んでいく感じです。

 

先ほど、「誰にも見せない、読み返さない」と書きました。

この本は12の章に分けられそれぞれ1週間の「創造性の回復のための課題」とセットになっています。

実は8週目くらいで課題としてモーニングページを読み返す機会があります。

それまでは見ない、見せないということのようです。

 

何を書いたか忘れた頃に見返すと、落書きに近い文の中に繰り返し出てくるワードが見つかります。

同じ悩みを何度も考えたり、何度も書いている好きな事をそのままにしている自分が見えてきました。


それに気づいてもやっぱりスルーしている事もたくさんあるんですが、これを元に行動に移したこともあります。

例えば、ブログを始めること。
気温の低い時期だけでもお弁当を作ること。

 

小さなことですが、モーニングページの習慣がなければ書かなかっただろうし、書かなかったことはそのうち忘れていたと思います。

本の中に「変化している途中の人は自身の変化に気づかないことがある」という旨の文が出てきますが、今がそうだといいなと思います。

 

なんだかほんのり効果があったので、12週の課題が終わってもモーニングページを続けようと思っています。

 


モーニングページとは別に創造性の回復に大きな役割を持つ「アーティストデート」というワークも紹介されているので、また別の時に書きます。