私はちょっと泣くことにした。

最後に泣いてからまたちょっと溜まってきたのでそろそろ泣こうと思います。

 

涙というのは悲しい時や悔しい時、怒りや喜び、出そうな項目はなかなか多いのに意外と我慢しているのでたまには意図的に出さないと「詰まって」しまう人、少なくはないのではと推測します。

 

 

詰まっているのはきっとすごい小さいもやもやだと思います。

三分後にアタマでは忘れるような小さなことも心に入ると綿ぼこりみたいに集まって健全な認識のめぐり的なものを妨げるようになるのです。

いい考え方ができなくなる、物事を悪いように考えがちになる、そんな症状が出ます。

 

血中の老廃物が溜まると流れが悪くなって不健康になる、みたいな。

 

私は「仕事も人間も趣味もなんかしんどいな~。」と感じ始めたらだいたい詰まっている時なので「そろそろ泣くか」と材料探しを始めます。

 

やはり焦りやストレスの強い時期にインターバルが短くなると感じます。

これは人生でショックなことがあった時のことを考えると当たり前の事かなと思います。

また、そういう時こそしっかり泣いて悲しみ嘆くほうが、後々回復しやすくなるということも経験上、その通りだと思います。

 

今はそこまで悲しくないので予防的な感じの対処ですね。

 

 

泣く時に必要なものたち

・まず一番頼りにするのが映画です。

長くても3時間以内には泣けている可能性があり、検索したら豊富な「泣ける映画ランキング」がすぐ出てくるので一番手軽ですね。

 

・次に本です。

長編で大きく感動したりする本もなどはいいですね。

しかしこれはかなり時間がかかるので緊急の涙の放出には不向きです。

忙しい時は中編や短編などが向いていますね。

あと電源が要らないのがいいですね。

 

・そしてゲーム。

泣けるのはだいたいRPGなので本よりさらに時間がかかります。

なので名場面をもっぱらYouTubeで見ます。

意外と覚えているものでプレイ時の感情が蘇ってきます。

 

 

どれも王道と言ったところでしょうか。というかこれ以外思いつきません。すみません。

 

これらのいいところは同じ内容を反復できるところです。

例えば、10代に泣いた映画はもう泣けなかったり、小説の脇役の気持ちが分かって前と違うところで泣いたりなど自分の感受性の変化がよく分かります。

どっちが正解とかじゃないけど、自分が変わったんだなあと知ることって日常では少ないのでたまに発覚すると面白いです。

 

 

雨が降りすぎた時にはダムを放水するように、溜まりすぎたモヤモヤを放っておいて大きな決壊に繋がっちゃったら大変なのでこれからもマメに泣いていこうと思うのです。

 

 

 

白い犬とワルツを (新潮文庫)

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